特許法 総論
第1節 総論
1 目的および基本原理 T.p.21-23
・目的=産業の発達(1条)
・産業の発達
イ)優れた発明が創作されること、
ロ)創作された発明が利用されること
目的達成のため
創作者である発明者に対して発明についての独占的利用権(=特許権)を付与
「創作のインセンティブ」、「創作法」としての特許法
基本原理=発明者の権利保護と利用者の利便とを「産業の発達」を基準にバランシング
2 特許法の全体像 T.p.23
①発明の定義(=保護されるものは何か?)
②登録手続き・登録要件(=保護されるための手続きとその条件)
③特許権の内容(=発明の利用が独占できる範囲)
④特許権侵害(=発明が無断利用された場合、どのように利益を回復するのか)
⑤特許権の制限(=利用の促進のために特許権の効力が及ばない場合)
⑥実施権の仕組み(=利用の促進のためにライセンス契約について規定)